2014年7月に、プレ企画として開催された、asobi基地キャンプ2014のレポートをお届けします。
あれ以上のキャンプは、もう二度とできないんじゃないか……?
そんな予感さえ漂わせた、asobi基地らしさ全開の最高のキャンプでした。
アウトドア部成立までのあれこれ
実はasobi基地では、前々から「みんなでキャンプに行きたいよね!」という話が出ていました。
ただ、通常のasobi基地の企画と違い、大人数で、泊まりがけで野外で過ごすとなると、どんなふうにイベントを組み立てればよいのか、ノウハウや経験がありません。
見切り発車をして、大きな事故でも起きてしまったら……
と考えると、そう簡単に「とりあえずやってみようよ」というわけにもいかないわけです。
そこで、キャンプに慣れているasobi基地キャストやファミリー、たとえグダグダでも文句が出ないであろう(笑)気心の知れたファミリーを中心に声を掛けて、数度のトライアルを実施してきました。
そして、「ついに完成した!もう来年からは一般公募できる!!」と心から思えたのが、今回紹介する、asobi基地キャンプ2014です。
asobi基地キャンプ2014 – Facebookイベントページ
地元の方の協力を得て “asobi基地キャンプ” が完成
トライアルを重ねながら、つくづく思ったのは、
- asobi基地らしいキャンプ(アウトドア遊び)って、整備され過ぎている場所では、難しい。最高の素材、つまり掛け値なしの自然がある条件が、最優先だ
- よそ者の自分たちだけで、その土地の最高の魅力を探り当てるなんて、無理じゃん。地元の人の協力を得ないと!
という2つでした。
そこで、ものは試しと、私が最高に好きな場所である、静岡県・大井川での開催を決め、地元の人と繋がれないだろうかと、アンテナを張っていました。
ついに知り合うことができたのが、川根本町エコツーリズムネットワークでカヤックのガイドをつとめ、川根本町まちづくり観光協会の理事であり、なおかつ八木キャンプ場の経営者でもあった、芦沢哲哉さんです。
本番3ヶ月前に下見に行かせてもらい、意気投合。もう、初めて会う方、という気がしませんでしたね。
芦沢さんと出会えたことにより、懸案事項があれよという間に、解消していきました。運営面では、もうこの時点で成功が確約されたも同然でした。
たとえば、食材の配送。持って行くのは大変なので、宅配できないかと考えていたのですが、キャンプ場の近くが芦沢さんの自宅なんです。
たとえば、帰る日の昼食。撤収作業をしながら食事づくりをするのは、物理的に難しいのですが、相談したら「地元のお母さん手作りのお弁当を手配できますよ」と! すっごく美味しかったです。
トーマスSLに乗車して、キャンプ場へ
asobi基地キャンプの開催地は、静岡県榛原郡川根本町奥泉。大井川のほとりです。
土地鑑のない方にとっては、耳慣れない地名だと思います。
大井川沿いには、蒸気機関車が運行されていることで有名な、大井川鐵道が通っています。
集合は、大井川鐵道の新金谷駅。SLに乗ってキャンプへ行きます(車でも参加できます)。
しかも、ちょうどこの2014年夏から、「きかんしゃトーマス」のSLが走行開始していました。
ご存知の方はご存知だと思いますが、このトーマスSL、人気すぎて予約がまったく取れない、プレミアチケットとなっていました。
が、asobi基地は、半年間に申し込んでいたおかげで、なんなくゲット。
(2015年は抽選制になってしまったので、予約できるかわかりません……)
ともあれ、トーマス好きな子も、そうでない子も、こういうアナログな乗り物は、大好きなわけです。
石炭を燃やして走る、本物の蒸気機関車ですから。
汽笛も鳴らすし、トンネルに入れば煤だらけにもなる(夏なので、窓は開けっ放し)。
asobi基地だからこその、絶妙な距離感。
それなりの長旅をして、しかも初日は、雨が降ったり止んだりの天気だったのですが、子どもたちはもちろん、大人たちも、みんな元気でした。
asobi基地キャンプの様子は、言葉を尽くすよりも、写真のほうが伝わるでしょう。
とにかく、居心地が良かったんです。
なにしろ、asobi基地に集った仲間たちですから。
子どもたちを見守る視線が同じなので、よけいな気をつかう必要がないんですよね。
大人は大人で、子どもたちは子どもたちで、それぞれが自由に繋がって、やりたいことをやって。
助け合うところは助け合い、役割分担をして。
asobi基地の仲間たちだからこその、絶妙な距離感でした。
私はそれなりにキャンプ経験があるのですが、これほど自然体でいられて、居心地のいい大人数キャンプは、もしかしたら、はじめてだったかもしれません。
同時に「この素敵なキャンプは、ぜひ継続していかなきゃ」「多くの人に体験してもらえるように態勢を整えなきゃ」と思い、アウトドア部正式発足の契機にもなりました。
asobi基地アウトドア部では、さまざまなアウトドア企画を開催していくつもりですが、一番の根幹は、このasobi基地キャンプだと思っています。
最高のasobi基地空間に出会えたからこそ、アウトドア部は実現しました。
もちろん2015年も開催しますので、みなさんぜひお出でください。
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