asobi基地キャンプの5つの魅力

asobi基地キャンプ(静岡県川根本町の八木キャンプ場)で水道で水風船をふくらませている女の子と、見守る女性スタッフ

asobi基地キャンプって「なぜ人気なの?」「どこに魅力があるの?」「どんな体験ができるの?」

参加者のみなさんの言葉を紹介しながら、紐解いていきます。

1.「あそぶこと」「まなぶこと」「たべること」「いきること」を、シンプルに、かつ濃密に、実感できる

asobi基地キャンプ(静岡県川根本町の八木キャンプ場)でホットドッグを食べる親子
撮影/bird and insect Ltd. 林 裕介

asobi基地キャンプにあるのは、爽快な大自然と、asobi基地の価値観を求めて集まったオトナとコドモたち、そして地元の人々だけです。これ以外に、特別な何かがあるわけではありません。

フィールド選びには、徹底してこだわりました。首都圏近郊にキャンプ場がないわけではないのですが、そこにあるのは、“本物” とは程遠い、残滓のような自然にすぎません。

ただそこにいるだけで、自然の豊かさを実感でき、子どもたちがのびのびと遊び、また何度もでも遊びに来たくなってしまう……静岡県川根本町は、そんな地域です。

そしてそこに集まる人々は、住む地域も、仕事も、個性も様々ですが「asobi基地って、いいね!」という共通点があります。子どもたちを、同じ目線で見守ることができるのです。

私たち子育てファミリーにとって根幹とも言える、子育ての価値観が同じなら、そこには安心感が生まれます。

asobi基地キャンプ(静岡県川根本町の八木キャンプ場)で絵の具を使って石や木に色を塗って遊ぶ子どもたち

asobi基地キャンプは、「関わる人は、みんな家族!」という考えを、まとめて体感できる一大イベント!
2泊3日のキャンプでは、約40人の大人とこどもが、一人の人間として、普段の役割にとらわれず、できることを提供しあい、できないことは補いあい、支えあう、村のような生活を過ごします。

関わる人は、みんな家族!“asobi基地” のエッセンスをまとめて体験できる「asobi基地キャンプ」
asobi基地キャンプ(静岡県川根本町の八木キャンプ場)で朝食を食べるスタッフ(ベビーシッター池田香織)と女の子

初めてキャンプに参加してみたところ、これがびっくりするほどゆったりした不思議な時間が流れていました。
普段、育児に家事にと、時間に追われる中、子どもと接していて、どうしても、いつもどこか時間を気にしながら遊んでいることに、改めて気づかされたのです。

asobi基地キャンプ初参加で大火傷……でも「また行く!」ときらきらの笑顔。廣渡さんファミリーの場合

本当に素敵な自然の中で、全力で遊び、美味しいものを食べ、オトナもコドモも様々な気づきを得て成長する。

日常の「ああしなければ」「こうしなければ」から解き放たれ、シンプルに生きる、という体験ができます。

2. その土地ならではの楽しみ。現地サポーターの存在

asobi基地キャンプ(静岡県川根本町の八木キャンプ場)の現地サポーター芦沢哲哉さん。ピザ窯でピザを焼いている。
撮影/bird and insect Ltd. 林 裕介

静岡県川根本町は、代表・よりかねが幼少の頃からキャンプに通っていた土地です。が、asobi基地キャンプが実施できることになったのは、地元の芦沢哲哉さんとの出会いがすべてと言っても過言ではありません。

50人を越える大人数でキャンプをするとなると、キャンプ用具もかなりの量になり、首都圏から運んでくるのも大変ですし、そもそも普通の住宅では保管もままなりません。

また、せっかく遠くまで来てキャンプをするのですから、その土地ならではの魅力にたっぷり触れたい。しかし外から来た人間にはどうすればいいのか、さっぱりわからないわけです。

芦沢哲哉さんは、子どもたちから “てっちゃん” の愛称で親しまれ、こんなことをやりたいんですけど、と相談すると、二つ返事で引き受けてくださいます。

たとえば、流しそうめんをやりたいと言えば、近くの林から竹を切り出してきて、その場で真っ二つに裂き、子どもたちにコースづくりから体験させてくれます。

ときには、野菜収穫体験をさせてくれたり、ピザ窯を貸してくれたり、栗拾いをさせてくたり、探検スポットを教えてくれたり、地元の美味しいお弁当を手配してくれたり……。

また、芦沢哲哉さんは「エコティかわね」というエコツーリズム団体の代表理事でもあり、カヤックや、地域散策のガイドでもあります。

asobi基地キャンプでも、3歳から参加できるカヤック体験や、接岨峡散策などのアクティビティをメインに実施することもあります。

asobi基地キャンプ(静岡県川根本町の八木キャンプ場)で、ヤマメの養殖をしている農家さんにヤマメを買いに行き、生簀を見学する子どもたち
asobi基地キャンプ(静岡県川根本町の八木キャンプ場)で沢の水で養殖をしている農家から買い付けたヤマメを炭火で焼く

キャンプ場の近所に、沢の水でヤマメの養殖をしている農家さんがいらっしゃいます。子どもたちと直接買い付けに行くのが恒例になっています。

水の清廉さ、新鮮さもあり、臭みがまったくありません。普段は魚を食べないという子でも、ペロッと平らげてしまうほど。川魚の私たちの固定観念を根本から覆される美味しさです。

娘が親戚のように慕っている地元の方々とのふれあい、川遊び、子供が寝たあとの大人の飲み会、どれもこれも美味しいアウトドア料理……など、親の楽しみもいっぱいつまったasobi基地のキャンプを、みなさんにお勧めしたいです。

一人っ子でも兄弟喧嘩できちゃう!?「asobi基地キャンプ」は求めているものがいっぱい詰まった場所

3. ご飯が美味しい!

asobi基地キャンプでダッチオーブンでこんがりと焼いたローストチキン
asobi基地キャンプの定番の薪ストーブと35号炊き羽釜
asobi基地キャンプでバーベキューを楽しむ家族
asobi基地キャンプの朝食の定番のホットサンド

自然の中で食べるご飯は、本当に美味しいものです。asobi基地キャンプの中身の中で、胸を張れる一つが、食事のクオリティでしょう。

もちろん、高級食材を使うわけではないのですが、お米は羽釜で炊きますし、豚汁も巨大な寸胴で作ります。

ダッチオーブンで作る丸鶏のロースト、ベイクドポテトベーコンも好評です。

なるべく野菜は地場産、BBQのお肉も静岡県の人気店から、本当に美味しいお肉を購入しています。

asobi基地・関東 アウトドア部の代表のよりかねは、年間約30泊のキャンプをし、はじめての親子キャンプ教室事業を行うインストラクターでもあり、キャンプ料理の経験が豊富です。

「そのときに、自分が食べたいと思うものをメニューにする」というこだわりを持っています。

これに加えて、料理好きなサポートファミリーが、得意料理を振る舞ってくれたりするものですから、基本的に毎日がごちそう、美味しいものしか出てこないのです。

そして、私が何より楽しみにしているのは、アウトドア料理!
子ども達に大人気の、竹の流しそうめんや、釜焼のピザなど、アウトドアならではの料理が並びます。
食べることはもちろん、作るのも大好きなので、献立を考えるところから楽しんでいる私。
キッチンや、洗い場は、ママ達の居場所となり、子育ての悩みを話すなど、情報交換が繰り広げられています。

娘とやりたいことが違っても、お互いに我慢せず過ごせる!「asobi基地キャンプ」で大満足
asobi基地キャンプ(静岡県川根本町の八木キャンプ場)でみんなで料理をする子どもと母親
撮影/bird and insect Ltd. 林 裕介

「美味しいレストランでの食事も良いけれど……自然の中でのクッキング&食事は、美味しさも、楽しさも、比較できないほど素晴らしい(レシピはないので、時には、世界初のメニュー発見も…^_^)。
大人も、子供も、参加者それぞれに与えられた役割をキッチリこなし、時には助けあって、完成した料理は、どんなシェフもかなわないくらいの、美味しさ!

asobi基地キャンプ・キッチン隊長「レストランも良いけれど……自然の中でのクッキング&食事は、比較できないほど素晴らしい!」
asobi基地キャンプ(静岡県川根本町の八木キャンプ場)でハンモックに乗って遊ぶ三人の子どもたち
撮影/bird and insect Ltd. 林 裕介

asobi基地キャンプでは、こどもには、一緒に遊ぶ仲間と、本気で遊んで、見守ってくれる、asobi基地キャストや、おとながいてくれる。
そして母は、その姿を目の端っこに感じながら(←これが大事だと感じてます)料理好きの女子チームと、40人分くらいの料理をガンガンつくって、作ったそばからドンドン食べられていく(笑)
ほんとうにしあわせで楽しい。

超インドア派ママがキャンプにハマっちゃった!誰もが自分らしく関われる「asobi基地キャンプ」の魅力

4. それぞれが、それぞれの思うがままに過ごす

asobi基地キャンプ(静岡県川根本町の八木キャンプ場)でハンモックで遊ぶ保育士やベビーシッターのスタッフと女の子
撮影/bird and insect Ltd. 林 裕介

ときには50名を越えることもある、asobi基地キャンプ。これだけの人数でキャンプをするとなると、新しく輪に入っていくのは、少し勇気がいるかもしれません。

ですが、心配はいりません。

実際のところ、最初はどうしていいのか迷うはずです。なぜなら、「こうしなければいけない」が何もないですし、「次はこれをやってください」という指示も一切ないからです。

まずは、気になることから始めてみましょう。他の参加者と話してみるのもいいし、子どもと一緒にフィールドを見て回るのもいい。やりたいこと、得意なことがあるのなら、それをやってもらってもいい。

貢献しなきゃいけないとか、手伝わなきゃいけないと、無理に頑張る必要はありません。

キャンプは生き物のように勝手に動いていきますので、様子をうかがいながら、気になるところに首を突っ込んでみましょう。

慣れてくると、自分たちなりの楽しみ方、かかわり方が、自然と見えてくるでしょう。参加者それぞれ、十人十色のかかわり方があります。

基本的に、娘と私は正反対。
2人でいると「自由にやりたいことを」というのは難しいです。
asobi基地キャンプの中では、やりたいことに口を出さないようにするため、川遊びを除いて、離れて過ごします。
私は、目だけは娘を追いながら、お料理をしたり、ハンモックに揺られています。
娘は、思いっきり体を動かしたり、asobi基地キャストとのんびりお話したり。
お互いに好きなことをして、満喫することで、ノンストレスで、大満足な時間となるのです。

娘とやりたいことが違っても、お互いに我慢せず過ごせる!「asobi基地キャンプ」で大満足
asobi基地キャンプ(静岡県川根本町の八木キャンプ場)で虫取りに出かけるお父さんと子ども
撮影/bird and insect Ltd. 林 裕介

3日間、ずっと、シャボン玉を飛ばしている子もいるし。お母さんと、ずっと、ハンモックで寝ている、小さい子もいて。
ずっと料理をつくってるお母さんもいれば、子どもたちとずっと野球をしているお父さんもいて。
持ってきた漫画を、のんびり、ハンモックで読む子もいるし。去年会った子と、ずっと虫取りに出かけてる子もいる。
それぞれの時間を過ごしながら、おいしいごはんや、何気ない会話。
その時!ならではのもので、さりげなく、確実に、つながりあえる。
そんな時を持つことを、みんなで認め合えている、大きなおうちのような空間が、asobi基地キャンプなんです。
そんな、それぞれらしさを、存分に発揮し、認めあえる時だから、ここちよくて、また行きたくなるのです。

“オトナもコドモもみんな自由” を認め合える、大きなおうちのような空間「asobi基地キャンプ」

5. 子ども/自分の意外な一面に気づく

asobi基地キャンプをはじめ、うみあそび、ゆきあそびなど、asobi基地・関東 アウトドア部のイベントは、1泊ないし2泊で企画されるケースが大半です。

豊かな自然の自然の中で、泊まりがけで遊ぶと、子どもたち同士の関係も深まり、それぞれに物語が生まれます。

気の合う友達を見つけて遊び回ったり、ときには大喧嘩をしたり、様々な喜怒哀楽に直面し、ぐんぐん成長していきます。

そんな子どもたちを見守るのは、全員が、asobi基地の価値観に共感する大人たち。

asobi基地キャスト(スタッフ)は、大半が保育士や幼稚園教諭、ベビーシッターなど、子どもの専門家でもあります。

子どもを見守る目線を同じくする輪の中で、自然に「手放す」ことができるようになります。

普段とは違って、我が子を、何歩か後ろに引いた位置から眺める。自然の中で心身を解放し、他の子と全力でぶつかり会える環境で、何が見えるでしょうか。

あるいは、他の家族の親子のかかわりを見て、学ぶことが多々あるという参加者の感想もあります。

他のパパやママと、こどもの関わりを見たり、家族の枠を超えて関わり合うことで、自分の親子関係を見直す機会にもなります。
asobi基地キャンプ自体が、こどもにとって、楽しいことももちろんですが、大人の心に余裕ができて、こどもや、自分の、新しい一面を発見できることが、一番のメリットだと感じています。

関わる人は、みんな家族!“asobi基地” のエッセンスをまとめて体験できる「asobi基地キャンプ」
asobi基地キャンプ(静岡県川根本町の八木キャンプ場)でしゃぼん玉を水鉄砲で撃ち落とそうと真剣な子ども
撮影/bird and insect Ltd. 林 裕介

大自然の中、子どもたちがいろんな年齢、いろんなキャラクターで、遊んだり、離れたり、揉めたりしながら、少しずつ馴染んでいくのが、見ていて、はらはらしつつも、面白い!
息子は一人っ子なこともあり、保育園や小学校とはまた違って、異年齢や会ったことのないタイプの子と、すぐ打ち解けたり、遠巻きにしたり、警戒したりしながら、時間をかけて徐々に馴染んでいくのを、いつもより3歩くらい引いたところで見られました。
引いた位置から見られるのが、かなりポイント。
まず、キャストの皆さんが保育士さん中心で、普段から子どもたちの世界に慣れていて、必要な時に介入してくれる安心感があります。
そして、一緒に参加している、常連の親御さんが、泰然として子どもの喧嘩程度では動じないので、これまた安心感があり、精神的にいつもより引いた視野で、子どもを見ていられるのだと思います。

asobi基地キャンプ初参加で大火傷……でも「また行く!」ときらきらの笑顔。廣渡さんファミリーの場合