asobi基地キャンプの5つの魅力
asobi基地キャンプって「なぜ人気なの?」「どこに魅力があるの?」「どんな体験ができるの?」
参加者のみなさんの言葉を紹介しながら、紐解いていきます。
1.「あそぶこと」「まなぶこと」「たべること」「いきること」を、シンプルに、かつ濃密に、実感できる
asobi基地キャンプにあるのは、爽快な大自然と、asobi基地の価値観を求めて集まったオトナとコドモたち、そして地元の人々だけです。これ以外に、特別な何かがあるわけではありません。
フィールド選びには、徹底してこだわりました。首都圏近郊にキャンプ場がないわけではないのですが、そこにあるのは、“本物” とは程遠い、残滓のような自然にすぎません。
ただそこにいるだけで、自然の豊かさを実感でき、子どもたちがのびのびと遊び、また何度もでも遊びに来たくなってしまう……静岡県川根本町は、そんな地域です。
そしてそこに集まる人々は、住む地域も、仕事も、個性も様々ですが「asobi基地って、いいね!」という共通点があります。子どもたちを、同じ目線で見守ることができるのです。
私たち子育てファミリーにとって根幹とも言える、子育ての価値観が同じなら、そこには安心感が生まれます。
本当に素敵な自然の中で、全力で遊び、美味しいものを食べ、オトナもコドモも様々な気づきを得て成長する。
日常の「ああしなければ」「こうしなければ」から解き放たれ、シンプルに生きる、という体験ができます。
2. その土地ならではの楽しみ。現地サポーターの存在
静岡県川根本町は、代表・よりかねが幼少の頃からキャンプに通っていた土地です。が、asobi基地キャンプが実施できることになったのは、地元の芦沢哲哉さんとの出会いがすべてと言っても過言ではありません。
50人を越える大人数でキャンプをするとなると、キャンプ用具もかなりの量になり、首都圏から運んでくるのも大変ですし、そもそも普通の住宅では保管もままなりません。
また、せっかく遠くまで来てキャンプをするのですから、その土地ならではの魅力にたっぷり触れたい。しかし外から来た人間にはどうすればいいのか、さっぱりわからないわけです。
芦沢哲哉さんは、子どもたちから “てっちゃん” の愛称で親しまれ、こんなことをやりたいんですけど、と相談すると、二つ返事で引き受けてくださいます。
たとえば、流しそうめんをやりたいと言えば、近くの林から竹を切り出してきて、その場で真っ二つに裂き、子どもたちにコースづくりから体験させてくれます。
ときには、野菜収穫体験をさせてくれたり、ピザ窯を貸してくれたり、栗拾いをさせてくたり、探検スポットを教えてくれたり、地元の美味しいお弁当を手配してくれたり……。
また、芦沢哲哉さんは「エコティかわね」というエコツーリズム団体の代表理事でもあり、カヤックや、地域散策のガイドでもあります。
asobi基地キャンプでも、3歳から参加できるカヤック体験や、接岨峡散策などのアクティビティをメインに実施することもあります。
キャンプ場の近所に、沢の水でヤマメの養殖をしている農家さんがいらっしゃいます。子どもたちと直接買い付けに行くのが恒例になっています。
水の清廉さ、新鮮さもあり、臭みがまったくありません。普段は魚を食べないという子でも、ペロッと平らげてしまうほど。川魚の私たちの固定観念を根本から覆される美味しさです。
3. ご飯が美味しい!
自然の中で食べるご飯は、本当に美味しいものです。asobi基地キャンプの中身の中で、胸を張れる一つが、食事のクオリティでしょう。
もちろん、高級食材を使うわけではないのですが、お米は羽釜で炊きますし、豚汁も巨大な寸胴で作ります。
ダッチオーブンで作る丸鶏のロースト、ベイクドポテトベーコンも好評です。
なるべく野菜は地場産、BBQのお肉も静岡県の人気店から、本当に美味しいお肉を購入しています。
asobi基地・関東 アウトドア部の代表のよりかねは、年間約30泊のキャンプをし、はじめての親子キャンプ教室事業を行うインストラクターでもあり、キャンプ料理の経験が豊富です。
「そのときに、自分が食べたいと思うものをメニューにする」というこだわりを持っています。
これに加えて、料理好きなサポートファミリーが、得意料理を振る舞ってくれたりするものですから、基本的に毎日がごちそう、美味しいものしか出てこないのです。
4. それぞれが、それぞれの思うがままに過ごす
ときには50名を越えることもある、asobi基地キャンプ。これだけの人数でキャンプをするとなると、新しく輪に入っていくのは、少し勇気がいるかもしれません。
ですが、心配はいりません。
実際のところ、最初はどうしていいのか迷うはずです。なぜなら、「こうしなければいけない」が何もないですし、「次はこれをやってください」という指示も一切ないからです。
まずは、気になることから始めてみましょう。他の参加者と話してみるのもいいし、子どもと一緒にフィールドを見て回るのもいい。やりたいこと、得意なことがあるのなら、それをやってもらってもいい。
貢献しなきゃいけないとか、手伝わなきゃいけないと、無理に頑張る必要はありません。
キャンプは生き物のように勝手に動いていきますので、様子をうかがいながら、気になるところに首を突っ込んでみましょう。
慣れてくると、自分たちなりの楽しみ方、かかわり方が、自然と見えてくるでしょう。参加者それぞれ、十人十色のかかわり方があります。
5. 子ども/自分の意外な一面に気づく
asobi基地キャンプをはじめ、うみあそび、ゆきあそびなど、asobi基地・関東 アウトドア部のイベントは、1泊ないし2泊で企画されるケースが大半です。
豊かな自然の自然の中で、泊まりがけで遊ぶと、子どもたち同士の関係も深まり、それぞれに物語が生まれます。
気の合う友達を見つけて遊び回ったり、ときには大喧嘩をしたり、様々な喜怒哀楽に直面し、ぐんぐん成長していきます。
そんな子どもたちを見守るのは、全員が、asobi基地の価値観に共感する大人たち。
asobi基地キャスト(スタッフ)は、大半が保育士や幼稚園教諭、ベビーシッターなど、子どもの専門家でもあります。
子どもを見守る目線を同じくする輪の中で、自然に「手放す」ことができるようになります。
普段とは違って、我が子を、何歩か後ろに引いた位置から眺める。自然の中で心身を解放し、他の子と全力でぶつかり会える環境で、何が見えるでしょうか。
あるいは、他の家族の親子のかかわりを見て、学ぶことが多々あるという参加者の感想もあります。