山頂って、本当にゴールですか?

「歯を食いしばって登れ」と大人が誘導し、登頂を成し遂げることにも、きっと意味はあるでしょう。

けれども、子どもが得られるのは、“大人が用意した” 成長。

asobi基地やまあるきで、山に登る子どもたちを見ていると、

人の個性の数だけ、山との付き合い方があり、誰もが自分らしく成長していく

という事実が、とてもよくわかります。

参考記事:辛いのを我慢しなくても登れる!天才な子どもたちが教えてくれる「asobi基地」流やまあるき

asobi基地やまあるきでは、子どもたち一人ひとりの「好奇心」「意欲」「興味関心」を尊重します。

また、親は、子どもたちの率直な思いを受け止め、フェアに向き合います。

asobi基地のフィロソフィーに則り、チャレンジを応援し、信じて見守ることができれば、子どもたちは、大人の想像を遙かに越えて、驚くような成長を見せてくれます。

asobi基地らしさ満点!「asobi基地やまあるき」5つの特徴

asobi基地やまあるきは、asobi基地4つのルールに代表される、asobi基地ならではのフィロソフィー(哲学)をベースにした、親子トレッキングシリーズです。

特徴は以下のとおりです。

1. オトナもコドモも、山歩きを楽しもう

asobi基地やまあるきは、親子で参加し、オトナもコドモも、等しく楽しむためのトレッキングシリーズです。

「子どものために参加します」という方は、他の団体をお探しいただくほうが良いでしょう。

親が楽しむ姿勢になっていない場合、我が子に対して「あなたのために参加しているのに」などと、イライラする場面が増えやすく、子どもにとって、良い経験にはなりにくいのです。

2. できたことに目を向けよう

asobi基地やまあるきでは、

「もうこれだけ登ったよ。もう少しで●●だね」

など、できた事実、成し遂げた成果への、認知を促す声掛けをしていきます。

「頑張れ」などの叱咤は、原則として禁止。

なぜなら、“まだ頑張りが足りない” と、できていない事実を指摘する、マイナスのニュアンスを含むためです。

私たちasobi基地・関東 アウトドア部では、山登りは、辛いことを我慢するためのアクティビティではない、と明確に考えています。

たとえば、

  • アスレチック感覚で木の根や岩を乗り越える
  • 自分の身体能力の限界に挑戦する
  • まだ見ぬ景色を探し求めて進む
  • 友人たちと一緒に遊びながら登る
  • 小さな虫や、どんぐり、おもしろい形の木の枝や葉っぱで遊びながら歩く

などなど。

トレッキングの魅力・楽しみを、どこに見出すかは、人によって様々。

子どもに対しても、楽しみを見つけるヒントを提供できるような声掛けが理想です。

3. 子どもに寄り添って、ありのままを受け止めよう

子どもは率直なので、つまらないものはつまらない、辛いものは辛い、と、遠慮なく口にします。

とは言え、子どもが、「つまらない」「疲れた」「もう嫌だ」などと口にするのは、親に甘えたいだけだったり、心身に安定を得るための手段だったりするケースが大半です。

こんなときに拒絶されれば、当然、やる気を失ったり、ヘソを曲げたりします。

親としては、イライラしがちですが、ネガティブな言葉を「そうだね」と共感し、ただ受け止めてあげましょう。

ときには、ギュッと抱きしめてあげるのも、とてもよい方法です。

また、周囲から大きく遅れてしまうと、ついつい、子どもを急がせようとしてしまいます。

でも、冷静になってみてください。ペースが遅いのは、「真面目に歩かないから」ではなく、子どもが、自分なりの楽しみ方を見つけているからではありませんか?

ゴールに行かなければならない、と、大人は思い込んでいますが、実は山の楽しみは、それだけではありません。

山や自然を好きになってほしいなら、自分なりの楽しみ方を尊重してあげるところから初めましょう。

山を好きになってくれさえすれば、いくらでも山を登るようになります。

4. 子ども自らの意志で登ってこそ、登頂成功

asobi基地やまあるきでは、自らの意志で山に登ることが、何よりも大切だという考え方をします。

「登れたら●●を買ってあげる」「あそこまで行ったらお菓子をあげる」など鼻先ニンジン作戦で、“登らされて” の登頂は、asobi基地やまあるきでは、登頂成功ではありません。

また、「あともうちょっとだよ」も、NGワード。本当にもう少しで到着するのならいいのですが、大抵はそうでないわけですので、フェアではありませんよね。

当然、子どもも納得がいきませんので、山に対するマイナスイメージを増長させる結果になります。

順調に登山が進まない場合、もう下山するか、登山を続けるか、子どもに問いかけ、子どもの意志を最大限に尊重します(登りたくても、天候悪化や、体調不良など、やむを得ない場合は除きます)。

人生において、「失敗しないこと」よりも、「失敗しても何度でも再チャレンジできること」のほうが、重要であるケースは実社会においても多いもの。

無理やり登らせた場合、山がトラウマになるかもしれないリスクもあります。

5. 子どもの力を信じ、見守ろう

普段から、間近に子どもたちを見ている、私たち親は、ついつい、子どもの限界を勝手に設定してしまったり、「あなたにはまだ早い」と決め付けたりしがちです。

逆に近すぎるからこそ、子どもたちの本当の力が、見えなくなるのかもしれません。

実際、親子での山歩きでは「こんなに歩けるとは思わなかった」という感想が、多々聞かれます。

逆に、これくらいは平気だと思っていたら、機嫌が悪かったり、足が痛いと言い出したりして、思いがけなくリタイアするケースもあります。

asobi基地やまあるきでは、チャレンジを歓迎します。

子どもの思うがまま、好きなだけトライさせてあげられる環境を整えてあげましょう。