【2022年3月〜】新しい料金体系について

Published by よりかね隊長 on

いつもasobi基地・関東 アウトドア部を応援していただき、ありがとうございます。

2022年3月より、参加費や寄付金等の体系を一新し、以下のとおりとします。

イベントごとの参加費については、原則これまでどおり、イベント実施に必要な最小限を頂戴する形で運営して参ります(集められる人の人数や、経費の増加・減少により変動することがあります)。

変更の背景につきましては、以下で詳しく説明していますので、どうぞご覧ください。

寄付サポーター制度には助けられています!でも心配な点が…

こんにちは、よりかね隊長です。

いつもasobi基地キャンプや雪遊び、海遊び、山歩き、稲刈りなどに遊びにきてくださっている皆さんはご存知かと思いますが、アウトドア部では、参加費だけではまかない切れない、様々な出費を、有志のみなさんから寄付金をいただき、やりくりをしています。

【寄付金の使い道の例】

  • 体調不良等が原因の「キャンセル料」撤廃基金
  • 主に新型コロナウイルスの影響による、やむを得ないイベント中止や、参加者の大幅減(=参加費の返金)が原因で発生する損失の補填
  • asobi基地小屋のメンテナンスおよび整備
  • asobi基地キャンプ用キャンプギアほか備品の購入
  • 活動全般の各種消耗品の購入

新型コロナウイルス禍となってからは特に、皆さんからの寄付金がなければ、活動を継続し、子どもたちに遊び場を提供し続けることは難しかったかもしれません。

寄付サポーターのみなさんには本当に助けられており、感謝してもしきれません。

しかし。一つ、とても気になっていることがありました。

寄付サポーターとして継続寄付をしてくださっていたのは、ホームページにて公開しているとおり、2021年末時点で、わずか8名のみなさんです。

また、2022年2月の寄付サポーター制度リニューアルにともない、PeatixからSyncableへプラットフォームを移行しましたが、2/7現在、8名→2名となってしまいました。大きな変化ですので、いつにも増して呼びかけをさせてもらいましたが、この結果でした。

個別寄付については、2021年こそ大変な状況であったため、6名のみなさんに応えていただきましたが、2019年は1名、2018年は2名にとどまっています(2020年は活動停止)。

asobi基地・関東 アウトドア部のイベントには、通常であれば、年間のべ200〜300名/60〜100家族前後が参加します。

これだけの参加者のみなさんを、わずかな寄付サポーターのみなさんが支えてくださっていた――というのが、実際の姿になります。

私個人としては、寄付する・しないはもちろん個人に委ねられる前提ですが、ごく一部の方にたくさんのお金を出していただくのではなく、多くの方に少しずつ協力していただき、支え合う仕組みが望ましいと考えていました。

ですので、寄付サポーター制度を開始した2018年以降、4年間にわたり、イベントに参加する全員の方に、お申し込みいただいたときに、寄付サポーター制度の存在をお知らせし、協力を呼びかけてきています。

ですが、現状でこのような状況という事実を考えると、「寄付」という行為そのものが、私たちには馴染んでいないと考えるべきなのかもしれません。

大幅な値上げは避けたい/問題も多い

たとえば、asobi基地キャンプ・秋2021の参加費は、6,400円 × 人数でした。プラス、藤井荘の利用料がかかりますので、4人家族でテント泊なら3万円ちょっとといったところでしょうか。

世間では、子どもをサマーキャンプに送り込めば、おおむね子ども一人で3万円〜という料金設定になっているはずです。

asobi基地キャンプが、なぜこのようなリーズナブルな料金にできるかと言えば、asobi基地キャスト(スタッフ)がボランティアであり、必要な経費のみを絞り込み、定員いっぱいでわずかに余剰が出る(=備品の更新に活用できる)、ギリギリに設定しているからです。

それで足りないなら、値上げをするしかない……確かにそうなのですが。

しかし、たとえばこの2022年はじめのように、新型コロナウイルスが急拡大して、参加者が大幅に減ってしまったとします(赤字になります)。これを最初から織り込んでおき、赤字にならないように参加費を値上げするというのは、どうでしょうか?

たとえば雪遊びなら、秋には企画が固まっているわけですが、当時は新型コロナウイルスがなぜか沈静化し、感染者はほとんどいない状態でした。

「再拡大するかわからないですけど、お金だけ預かっておきますね」というのは現実問題として難しいですし、釈然としない方も多いはずです。後から「やっぱり値上げします」というのも同じくらい困難です。

また、試算してみましたが、値上げ幅も大きくなってしまいます。たとえば参加者が3〜4割減るかもしれないし、他にもなにか起きるかも、と1.5倍にしたとしたら、asobi基地キャンプは1万円×人数にせざるを得ません(しかも、それで集めたお金を使うかわからない)。

結論:すべてのご家族から少しずつ、継続的に

以上のようなもろもろを検討し、仕組みを根本から変える決断をしました。

冒頭で紹介した、「サポーティングメンバーズ制度」の導入です。asobi基地・関東 アウトドア部のイベントに参加するすべてのご家族に登録していただきます。

シンプルに言えば、「会費」の概念になります。

会費というのは、ある目的をもった団体が、賛同する構成員から少しずつ賛助してもらい、活動を継続するための資金を得る仕組みです。

asobi基地・関東 アウトドア部が寄付を募っていたのは、イベントを実施するために使うわけではないけれど、活動を継続するために必要で、いざというときになければ非常に困ってしまう……そういう性質のものです。

ですから、参加費に上乗せして値上げをするよりも、別途、アウトドア部の活動を支えるためのお金を、少しずつご協力くださいという形で集めさせてもらうほうが、わかりやすく、適切だと考えました。

それも、1回に多くのお金を払ってくださいというのではなく、1人500円/月程度(4人家族の場合)という水準に設定しています。

みなさんには、これまでに加えてのご負担と、ひと手間をお掛けしてしまうことになりますが、現状ではこれがベストの仕組みではないかと考えています。ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

また、寄付サポーター制度は、これまでどおり継続していきます。イベントには参加しないけど応援するよという方、まとまった額の支援をしてくださる方、単発での寄付をしたい方などは、Syncableにて引き続きよろしくお願いいたします。

asobi基地・関東 アウトドア部/よりかね隊長