子どもの安全管理、怪我・病気への対処について

asobi基地キャンプで焚き火をして遊ぶ子ども


asobi基地・関東 アウトドア部イベントでの、子どもの安全管理、怪我や病気への対処の原則について、お知らせします。

承諾いただける方のみが、参加いただけます。

保険への加入

アウトドアにおいては、怪我はするもの、とお考えください。

イベント参加時は、必要に応じ、保護者の責任において、国内旅行傷害保険等に加入するようにお願いいたします。

asobi基地および、asobi基地・関東 アウトドア部では、いかなる場合でも責任は負わず、補償もいたしません。

子どもの安全確保の責任は保護者

asobi基地・関東 アウトドア部のイベントでは、子どもを危険から守る責任者を、明確に「保護者」と定めます。

子どもがどこかへ出かける、遊びに行く際には、必ず同行をお願いします。

※例外として、「はぐれても自力で帰って来られる」「怪我をしたり、トラブルが発生したりしても、自分自身で対処できる」子のみ、保護者の許可があれば、子どもだけでの行動もOKとします

また、子ども同士で遊ばせて目を離す、スタッフや他参加者に預けるなどする場合も、すべて自己責任となります。

一方で、致命的な事故を、可能な限りゼロに近づけられるよう、コミュニティ全体で見守っていきます。間違えない人、失敗しない人はいません。どうぞご協力をお願いします。

見守りの方針

asobi基地・関東 アウトドア部では、「子どもに絶対に怪我をさせない」という方針を取りません。

なぜなら、軽微な怪我は、子どもにとって、大切な学びの機会でもあるためです。

火傷をしてはじめて、本当の意味で火の扱い方を理解しますし、手を切ってはじめて、包丁の危険性を身をもって認識します。

「子どもの意欲を尊重しつつも、致命的な事故とならないよう見守る」のが、基本的な考え方です。

また、アウトドアでは、「危ない!」「ダメ!!」とつい声が出てしまうケースが増えるかと思いますが、制止したあとに理由を説明し、子どもの意欲を潰さない方法を考える努力をお願いいたします。

例:包丁を扱うのが危なければ、「一緒に切ろうか」など

asobi基地・関東 アウトドア部での怪我の処置

もっとも怪我の可能性が高いのが、キャンプです。

実際に、asobi基地キャンプでは、2回に1回ほどは、大人子ども問わず、火傷をしたり、包丁で手を切ったり、怪我が発生しています。

アウトドアでの怪我は、大きく3つ、「打撲」「擦り傷・切り傷」「火傷」です。

打撲に関しては、asobi基地・関東 アウトドア部では、特に対応しませんので、気になる方は湿布などを各自でご用意ください。

擦り傷、火傷、包丁で手を切った等に関しては、湿潤治療の準備をしています。

また、asobi基地・関東 アウトドア部では、解熱剤や鎮痛薬、風邪薬の類は準備しませんので、必要であれば各家庭で持参ください。

湿潤治療について

湿潤治療とは、消毒薬を使わず、傷口を乾かさない治療法です。

傷口の細胞を破壊してしまう消毒薬を使用せず、傷の修復を促進する効果のある体液で覆っておくため、治りが非常に早い特徴があります。

手順としては、細菌が増殖できない流水(おもに水道水)で傷口を洗い流したあと、専用の被覆材で覆います。

被覆材(キズパワーパッドと同じ材質です)には防水性がありますので、水遊びも可能ですし、患部が空気から遮断されるため、痛みもかなり軽減されます。

消毒薬を使用せず、ジュクジュクのまま覆っておくため、「化膿するのでは?」という疑問のある方も、いらっしゃると思います。

専用の被覆材を使用し、体液が滞留しないようにすれば、細菌は物理的に繁殖不能となるため、化膿はしません。詳細は、各自でお調べください。

価値観が合わない方は、治療用具の持参をお願いいたします(絆創膏等は一切持ち込みません)。